概要
Anthropicは10月1日、Claude CodeのUIや動作をTypeScriptでカスタマイズできる新機能「Mods」を正式リリースした。対象はClaude Code 2.1.287以降で、設定不要のデフォルト有効機能として提供される。CLIとデスクトップアプリの両方で動作し、プラグイン経由でインストールできるほか、開発者が自作したModをセッション限りで試し、後から通常のプラグインとして配布することも可能だ。
Hooksからの進化
Modsは従来の拡張機能「Hooks」を発展させたものだ。Hooksはシェルコマンドを実行する仕組みだったのに対し、Modsはセッション内で状態を保持できるTypeScript関数をツール呼び出しや画面描画などのイベントに登録する仕組みになっている。これにより、イベントの前後での処理や、イベント自体の置き換えといった、Hooksでは難しかった柔軟な制御が可能になった。具体的には、ボタンや入力フォーム、ペインなどのUI要素の追加・変更、プロンプトの動的な書き換え、ツール呼び出しのブロックや再試行の制御、権限要求の自動承認・拒否といった実装例が挙げられている。
注意点と今後の展望
一方で記事は、Modsが現時点では「サンドボックス化されていない」点を明確な注意事項として挙げ、信頼できるソースからのみインストールするよう呼びかけている。TypeScriptで任意のコード実行が可能な拡張機構である以上、出自不明なModの導入はエディタ拡張機能と同様のセキュリティリスクを伴う。今後、プラグインエコシステムとしてModsが広がるにつれ、サンドボックス化や権限スコープの制御といった安全面の仕組みが議論の焦点になりそうだ。