概要
GitHubで日本時間10月6日未明、Actions・Pages・ビリングの各機能にまたがる大規模障害が発生した。現地時間(CEST)10月5日21時頃(日本時間6日4時頃)に「degraded availability(機能低下)」として検知された障害は、その後まもなく「major outage(大規模障害)」へと引き上げられた。GitHub Actionsではホストランナーへのジョブ割り当てが行えなくなり、ジョブ実行時に「not acquired by Runner of type hosted」というエラーが表示される状態が続いた。これにより、コードの自動テスト・パッケージング・デプロイを自動化に依存する世界中の開発チームで作業が滞った。
障害の経過と影響範囲
GitHubは現地時間10月5日23時32分(日本時間6日6時32分)に解決策を見出したと発表し、滞留していたジョブキューの処理に着手した。障害発生から解消までは2時間を超えており、Actionsのジョブは定時実行や継続的デプロイなど24時間体制で動くものが多いことから、キューには大量のタスクが積み上がった。GitHubはキューの処理には追加の時間がかかると注意を呼びかけている。影響はActionsのCI/CD機能に加えて、静的サイトホスティングのGitHub Pagesのデプロイ、さらにはアカウントのビリング詳細ページへのアクセスにも及んだ。今回の報道では、障害の根本原因については明らかにされていない。
今後への影響
CI/CDパイプラインが数時間にわたり機能不全となったことで、プルリクエストのマージやリリース作業、静的サイトの公開作業などが滞った開発チームは少なくないとみられる。GitHubのような大規模プラットフォームへの依存度が高まる中、ホストランナーの割り当てロジックという基盤部分での障害は、単一のサービス障害が広範な開発ワークフローに波及することを改めて示した。GitHub側から根本原因や再発防止策についての詳細な説明が今後示されるか注目される。