概要
SBIホールディングスが、ミンカブ・ジ・インフォノイド傘下のライブドアの全株式を75億円で取得し、完全子会社化する方針を固めたことが明らかになった。日本経済新聞の報道を受け、親会社のミンカブは「当社が発表したものではない」と前置きしつつも、ライブドアをSBIグループへ譲渡すること、NTTデータがミンカブへ出資すること、そして3社で協業計画を進めることについて「概ね報道のとおり」とコメントし、内容を事実上認めた形だ。
買収の背景と狙い
SBIとミンカブは2026年5月、資本業務提携に向けた協議を開始すると発表しており、今回の買収はその延長線上にある動きとみられる。ライブドアは月間利用者数が約1億人、SNSの合計フォロワー数が3000万人以上に上る主要メディアサービスであり、SBIは自社の「ネオメディア事業」とライブドアが運営するニュースサイトなどを連携させることで、IP(知的財産)価値の最大化とマネタイズポイントの拡大を狙うとされる。あわせてNTTデータもミンカブへの出資を検討しており、SBI・ミンカブ・NTTデータの3社体制で金融データ分野における協業を進める構想が浮上している。
今後の見通し
その後、SBIとミンカブは正式にライブドアの完全子会社化を発表し、株式譲渡契約を2026年11月中旬に締結したうえで、ミンカブの臨時株主総会の承認を経て12月下旬に譲渡を実行する計画であることが明らかになった。金融情報とメディア・ニュース配信の両輪を持つグループが誕生することで、金融データを軸にしたコンテンツ展開やIPのマネタイズが今後どのように具体化していくか注目される。