概要
AWSは7月29日、複数のクラウドプロバイダー間をプライベート接続するサービス「AWS Interconnect」について、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)対応を一般提供(GA)開始したと発表した。OCIは5月から公開プレビューとして先行サポートされており、今回正式にGAへ移行した形となる。AWS Interconnectとしては、既に対応済みのGoogle Cloudに続き2番目のマルチクラウド接続先となる。AWSは、複数のクラウドサービスを個別に組み合わせて接続を構築する「DIY型マルチクラウド」の複雑さを排除することを本サービスの狙いとして説明している。
技術的な詳細
AWS Interconnectはオープン仕様に基づいて構築されており、その仕様はGitHub上で公開されている。ユーザーはAWS Management Console、CLI、APIのいずれからでも接続を設定できる。現時点でのサービス提供リージョンはus-east-1(バージニア北部)のみとなっており、他リージョンへの展開時期は今回の発表では明らかにされていない。なお、具体的な料金体系やユースケースの詳細については、今回のアナウンスメントには記載がなく、公式ドキュメントの参照が推奨されている。
今後の展望
AWSはMicrosoft Azureについても2026年後半にAWS Interconnect対応を追加する計画を明らかにしている。これが実現すれば、AWS Interconnectは主要3大クラウド(Google Cloud、OCI、Azure)すべてとのプライベート接続をサポートすることになり、複数クラウドにまたがるワークロードを運用する企業にとって、クラウド間のネットワーク構築を大幅に簡素化する選択肢となりそうだ。