概要
Spring Modulithは2026年4月24日、バージョン2.1のリリース候補1(RC1)を公開した。2.1 RC1は最終GA(一般提供)リリースに向けた候補版であり、最近追加された機能の改良、バグ修正、プラットフォームのアップグレードに重点を置いている。同時に、現行安定ブランチの2.0.6および旧バージョンの1.4.11も、依存関係のアップグレードを中心としたバグフィックスリリースとして公開された。
2.1 RC1の主な変更点
2.1 RC1では複数の改善が施されている。
モジュールスライシングの強化(GH-1644):@ModuleSlicingアノテーションが、明示的に宣言されたクラスの@SpringBootApplicationを優先するよう改善された。これにより、スライス境界の検出がより正確になり、テスト時のモジュール分離が意図どおりに機能しやすくなる。
JobRunrインテグレーションの改善(GH-1655):JobRunrを利用した非同期ジョブ処理において、トランザクション処理が改善された。イベント駆動のバックグラウンドジョブとトランザクション境界の整合性が向上している。
イベントパブリケーションレジストリの改善(GH-1652, GH-1650, GH-1647):イベント処理に関連する複数のissueが修正され、より堅牢なイベントパブリッシュ・受信の仕組みが実現された。
バグフィックスリリース(2.0.6・1.4.11)
安定版の2.0.6と旧安定版の1.4.11は、主に依存関係のアップグレードを含むバグフィックスリリースとして提供される。新機能は含まれていないが、セキュリティや互換性の観点から既存ユーザーへのアップグレードが推奨される。
今後の展望
2.1 RC1は最終的な2.1 GAリリースに向けた候補版であり、今後はコミュニティからのフィードバックを取り込みながら安定化が進められる見通しだ。各バージョンの詳細なチェンジログはGitHubのリリースページで確認できる。