概要
Metaは2026年4月、新たなAIモデル「Muse Spark」を発表し、Instagram・FacebookへのAI搭載ショッピング機能の展開を明らかにした。Muse SparkはMetaのアプリ群、メッセージング、ショッピング、AIグラスなどのエコシステム全体にAIを統合することを目的としたモデルで、ユーザーが各プラットフォームを離れることなく商品を発見・購入できる体験の実現を目指している。
導入される新機能
今回Muse Sparkを通じて導入される主なショッピング機能は以下の3つだ。まずコーディネート提案では、ユーザーの好みや過去の行動に基づきAIが服装のスタイリングを提案する。次に部屋のスタイリング支援として、インテリアや家具の配置に関するAIアドバイスが提供される。さらにギフト購入ガイドでは、友人や家族へのギフト選びをAIがサポートする。これらの機能はInstagramやFacebookですでにユーザーがフォローしているクリエイターのコンテンツやブランドストーリーを活用した「ダイナミックなレコメンデーションエンジン」として機能するという。
展開状況と背景
現時点では単独アプリ「Meta AI」で利用可能となっており、今後数週間以内にInstagramおよびFacebookへの展開が予定されている。Instagramでは、探索ページの検索サークル内にある「Meta AIで検索」の隣に新機能が追加される形で提供される見込みだ。Muse Sparkは2025年6月に設立されたMeta Superintelligence Labsが開発を担っており、同社はAI機能を時間をかけてさらにスマートに進化させると述べている。Metaにとって今回の取り組みは、商品発見・ターゲティング・購買シグナルをアプリ内で完結させる新たな広告・小売チャネルの確立を意味しており、eコマース分野における競争力強化の一手となっている。