概要

Forgejo v15.0が2026年4月16日にリリースされた。このバージョンはプロジェクト通算100番目のリリースを記念するマイルストーンであり、LTS(長期サポート)バージョンとして位置づけられている。サポート期間は2027年7月15日までとなっており、安定性を重視する本番環境への採用が推奨される。なお、前LTSバージョンであるv11.0は2026年7月16日までサポートが継続される。

主要な新機能

今回のリリースで特に注目される機能のひとつがリポジトリ固有のアクセストークンだ。従来のアクセストークンはアカウント全体に対して権限が付与されていたが、v15.0では特定のリポジトリのリストにトークンの適用範囲を制限できるようになった。これにより、CI/CDや外部連携における最小権限の原則を徹底しやすくなる。

Forgejo Actionsにも複数の重要な改善が加えられた。再利用可能なワークフロー展開での複数ジョブサポートが追加されたほか、OpenID Connect(OIDC)が新たにサポートされ、クラウドプロバイダーなどのサードパーティシステムとの認証を長期的なシークレットなしに行えるようになった。またエフェメラルランナー(1ジョブ実行後に破棄される使い捨てランナー)も利用可能となり、よりセキュアなCI環境を構築できる。さらに、Web UIからのランナー登録が簡略化されている。

パッケージレジストリの面では、アップロードされたコンテナイメージがorg.opencontainers.image.sourceラベルまたはコンテナ名に基づいて自動的に対応リポジトリへリンクされる機能も追加された。UIの改善としては、マウス操作のみでラベルを除外できるボタンの追加、レスポンシブ対応したリリースリスト、プルリクエスト画面からGitノートを編集できる機能なども含まれる。

移行時の注意点

v15.0への移行にあたっては2点の破壊的変更に注意が必要だ。まず、デフォルトのクッキー名が変更されたため、アップグレード後にユーザーの再ログインが必要となる(設定変更によって回避も可能)。次に、Docker rootless環境での設定ファイルの場所が/etc/gitea/app.iniから/var/lib/gitea/custom/conf/app.iniへ変更されたため、カスタム設定を持つ環境では対応が必要となる。