概要
Visual Studio Code 1.116が2026年4月15日にリリースされた。今回の最大のハイライトはGitHub Copilot Chatのビルトイン統合で、新規ユーザーは拡張機能を別途インストールすることなく、標準インストール時点からチャット・インライン提案・エージェント機能を利用できるようになった。既存ユーザーの利用環境に変更はなく、AI機能を利用したくない場合は chat.disableAIFeatures 設定で無効化することも可能だ。
エージェントデバッグログとターミナル強化
AI支援開発の信頼性と操作性を高める機能も複数追加されている。エージェントデバッグログパネルでは、エージェントとのインタラクションが時系列のイベントログとして記録され、ディスクに永続化される。セッション終了後も過去のやり取りをレビュー・デバッグできるため、エージェントの動作トレースや問題の切り分けが容易になった。
ターミナル機能においては、send_to_terminal と get_terminal_output がバックグラウンド端末に限定されていた制約が撤廃され、REPLが実行中のフォアグラウンドターミナルからの入出力にも対応した。また入力検出にLLMベースの処理を用いていた部分が直接的なターミナル制御へ移行されたことで、動作の確実性が向上している。バックグラウンドコマンドの完了通知もデフォルトで有効化された。
その他の改善点
Chat Customizationウェルカムページが追加され、自然言語によるエージェントカスタマイズの作成が可能になった。チャット画面ではコード差分が会話内に直接レンダリングされるようになり、可読性とパフォーマンスが改善されている。Agents appにはキーボードナビゲーションとスクリーンリーダーのサポートが追加され、アクセシビリティ対応が強化された。今回のリリースはAI機能をVS Codeのコア体験に深く統合する方向性をさらに明確にするものであり、エディタとしての進化の方向性を示している。