概要

米国半導体工業会(SIA)は2026年4月3日、世界半導体貿易統計(WSTS)の3ヶ月移動平均データに基づき、2026年2月の世界半導体売上高が888億ドルに達したと発表した。これは前月(1月)の825億ドルから7.6%増、前年同月(2025年2月)の549億ドルから61.8%増という大幅な成長を示している。SIA会長兼CEOのジョン・ノイファー氏は「2月のグローバルチップ売上は非常に好調で、1月を上回り、昨年2月の売上を大幅に上回った」とコメントした。

地域別動向

地域別の前年比成長率では、アジア太平洋地域(日本を除く)が93.5%増と最大の伸びを記録し、市場全体の成長を力強くけん引した。米州は59.2%増、中国は57.4%増、欧州は42.3%増と、いずれも高い成長率を示した。唯一、日本のみが0.3%減とわずかに前年を下回った。前月比では米州が12.6%増、欧州が10.2%増、アジア太平洋が6.0%増、中国が3.6%増、日本が3.0%増と、全地域で月次成長を記録した。

市場見通し

SIAによると、アジア太平洋地域、米州、中国への販売がいずれも前年比成長の主要なけん引役となった。この成長ペースが続けば、2026年の年間世界半導体売上高は約1兆ドルに達するとも予測されており、業界にとって歴史的な節目になる可能性がある。年間を通じて旺盛なグローバル需要が続くと見込まれており、業界全体の堅調な成長基調が注目されている。