概要
Visual Studio Code 1.115 が2026年4月8日にリリースされた。今回の最大のハイライトは、エージェントネイティブ開発に特化したコンパニオンアプリ「VS Code Agents」のプレビュー公開だ。このアプリにより、複数リポジトリにまたがる並列エージェントタスクの起動・監視が可能となり、各セッションの進捗確認やインラインdiff表示にも対応する。VS Code InsidersにはすでにAgentsアプリが組み込まれており、追加インストールは不要。カスタム命令・プロンプトファイル・MCPサーバー・フック・プラグイン・テーマとの完全互換性も維持されている。
ターミナルとエージェント連携の強化
ターミナル周りの機能強化も目立つ。新たに追加された send_to_terminal ツールにより、エージェントがバックグラウンドターミナルへコマンドを直接送信できるようになった。従来のターミナルツールは読み取り専用だったが、この変更によってSSHセッションのタイムアウト時の再接続など、より能動的な操作が可能となる。あわせて実験的設定 chat.tools.terminal.backgroundNotifications を有効にすると、エージェントがターミナルの状態変化を自動検知し、手動ポーリングが不要になる。
統合ブラウザ(Playwright連携)では、5秒を超える長時間スクリプトに対してエージェントがポーリング可能なディファードレスポンスを返す仕組みが導入され、タイムアウトによる失敗が減少する。macOS環境ではピンチズームで最大3倍まで拡大できるようになり、視覚的な確認作業がより快適になった。
UI改善とその他の変更点
開発体験を向上させる細かなUI改善も多数盛り込まれた。ターミナルへの画像ファイルの貼り付け(Ctrl+Vまたはドラッグ&ドロップ)、テストカバレッジのミニマップ表示、ファイルクイックピックへのファビコン表示などが追加された。リモートSSH環境では、CLIの自動インストールとエージェントホストモードでの自動起動が可能となり、手動セットアップが不要となった。GitHub Copilotの使用量をチャットセッション内でリアルタイムに確認できる機能も追加されている。
なお、v1.110から非推奨となっていたEdit Modeは、v1.125で完全に削除される予定であることが改めて告知された。v1.111(3月9日)以降の週次リリースサイクルに沿った今回のv1.115は、AIエージェントとの統合を軸に据えた開発環境の進化を象徴するアップデートとなっている。