概要

Amazonは2026年4月、2012年以前に製造されたすべてのKindle電子書籍リーダーおよびKindle Fireデバイスのサポートを2026年5月20日をもって終了すると発表した。この日以降、対象デバイスではKindleストアからの新規コンテンツの購入・借用・ダウンロードが不可能となる。ただし、すでにデバイスにダウンロード済みのコンテンツは引き続き読書可能だ。なお、Kindle Fireについては他のAmazonサービスへのアクセスは維持される。

影響を受けるデバイス

今回のサポート終了の対象となるのは、Kindle(第1・第2世代)、Kindle DX、Kindle Keyboard、Kindle 4、Kindle 5、Kindle Touch、Kindle Paperwhite(第1世代)、Kindle Fire(2012年以前のモデル)など13モデルで、いずれも製造から14年以上が経過している。Amazonの現行ユーザーベースの約3%に影響するとされ、Amazonの長期的な製品ライフサイクル管理における大きな転換点となる。また、対象デバイスで登録解除またはファクトリーリセットを行うと、その後の再登録ができなくなる点にも注意が必要だ。

移行オプションと補償措置

Amazonは影響を受けるユーザー向けに、2026年6月20日まで有効な移行インセンティブを用意している。新型Kindleの購入時に20%割引が適用されるほか、20ドル分のKindleストアクレジットも提供される。また、スマートフォンやタブレット向けのKindleアプリ、ブラウザ経由で利用できるKindle for Webを使えば、既存のKindleライブラリへのアクセスは維持できる。さらに、BooxやVivlioなどサードパーティ製の電子書籍リーダーへの移行を検討するユーザーも増えている。サポート終了の背景には、14年以上前のハードウェア向けバックエンドシステムの維持コストとセキュリティ上の懸念があると考えられている。