Personal Intelligenceの無料化

Googleは2026年3月27日、AIアシスタント「Gemini」の「Personal Intelligence」機能を米国の全個人ユーザーに無料で提供開始した。この機能は2026年1月に導入された当初、有料の「Google AI Plan」加入者に限定されていたが、今回の「Gemini Drop」アップデートで無料ユーザーにも開放された形となる。

Personal Intelligenceは、Gmail、Googleカレンダー、Googleドライブ、Googleフォト、YouTube、Google検索、Googleマップなど、Googleの主要サービスのユーザーデータにアクセスし、明示的にプロンプトで指示しなくてもパーソナライズされた回答を提供する機能である。たとえば、メールの内容やカレンダーの予定を踏まえた応答が自動的に得られるようになる。

プライバシー管理とユーザーコントロール

Personal Intelligenceはオプトイン方式で提供され、初回利用時に有効化の確認プロンプトが表示される。ユーザーはGeminiがアクセスできるアプリを個別に選択でき、特定のプロンプトに対してToolsメニューからPersonal Intelligenceを無効にすることも可能だ。サービスごとのアクセス権限はアカウントのPersonal Intelligence設定ページから管理できる。

UI刷新とMemory機能

同時に、Android版GeminiアプリのUIも刷新された。従来はGeminiの起動時にピル型オーバーレイの周囲にグロウエフェクトが表示されていたが、新デザインではグロウが画面の外周全体に拡張され、青を基調に赤・黄・緑のアクセントが下部に配置されるようになった。これにより、Geminiの画面自動化機能やCircle to Searchとの視覚的な一貫性が確保されている。

また、「Memory」機能(以前は「Past Gemini chats」と呼ばれていた)も展開された。これはGeminiが過去の会話履歴を参照してパーソナライズに活用する機能で、ユーザーが以前伝えた情報を繰り返し説明する必要がなくなる。Personal Intelligenceと組み合わせることで、Googleサービスのデータと過去の対話履歴の両方を活用した、より文脈に即したAIアシスタント体験が実現される。