Apple初の折りたたみiPhone「iPhone Duo」、10月23日発売へ 日本価格36.5万円から
概要 Appleは10月16日、同社として初の折りたたみ式iPhoneとなる「iPhone Duo」の予約受付を開始した。米国を含む70以上の国・地域では10月23日に発売され、残る28の国・地域は10月30日発売となる。価格は米国で256GBモデルが1,999ドルから、512GBが2,199ドル、1TBが2,599ドル、2TBが3,199ドル。日本では256GBモデルが36万4,800円(税込)からで、同じく512GB・1TB・2TBの4容量が用意される。カラーはスターホワイトとナイトスカイの2色。米国の予約受付は太平洋時間10月16日午前5時に始まり、Apple Storeでは予約のない来店客に在庫がない可能性が高いことを案内するよう従業員に指示が出ており、1人あたりの注文数も2台までに制限されるなど、発売直後の需要の高さがうかがえる。 製品の特徴とスペック iPhone Duoはブックスタイルの折りたたみ構造を採用し、閉じた状態では5.4インチ(画面領域はiPhone 18 Proの約90%)、開いた状態では7.58インチ(iPhone 18 Pro Maxより50%大きい)の内側ディスプレイを備える。折り目は最小限に抑えられたとAppleは説明している。プロセッサは最新の「A20 Pro」チップで、デュアルバッテリーアーキテクチャにより終日のバッテリー駆動を実現するという。カメラはメイン・超広角とも4800万画素のフュージョンカメラを搭載し、メインカメラはシャッターラグのない設計で2倍の光学ズームを統合、超広角カメラはマクロ撮影にも対応する。センターステージ対応のフロントカメラと、内側ディスプレイ下に配置されたFaceTimeカメラも備える。本体はIP68等級の防水・防塵性能を持ち、最大6メートル・30分間の耐水性があるとしている。SIMはeSIM専用で、物理SIMスロットは搭載されない。 ソフトウェアと使い勝手 ソフトウェア面では、折りたたみ時の操作に最適化した「iOS 27」を搭載し、2つのアプリを並べて表示できるSplit View対応のマルチタスキング機能が目玉となる。Apple Intelligenceで動作する音声アシスタント「Siri」も、個人の利用文脈を認識する機能を備えるとAppleは説明している。純正アクセサリーとして、スタンド機能付きの「iPhone Duo Folio」(日本では2万4,800円、ネイビーブルー・トープ)と、薄型2パーツ構造の「iPhone Duo Case」(1万4,800円、ネイビーブルー・サンド)が用意され、MagSafeおよびQi2 25W充電にも対応する。 市場での位置づけと懸念点 iPhone Duoは9月に発表されたAppleとして初の折りたたみ端末であり、サムスンなど先行する折りたたみスマートフォン市場への本格参入と位置づけられる。一方で日本の報道では、ヒンジ部分の折り目の視認性や、破損時の修理費用が27万円を超える可能性がある点が懸念として挙げられている。購入支援策としては、米国ではApple Upgradeプログラム(月額57.99ドルから、24か月リース)やApple Trade Inによる最大885ドルの下取りクレジット、AT&T・T-Mobile・Verizonなどキャリア各社のトレードイン特典による最大1,200ドルの下取りクレジット、Apple Cardでの0%分割払いなどが用意されており、高価格帯の折りたたみ端末をどれだけ普及させられるかが今後の注目点となる。