Apple 2026年度Q2決算:売上1,112億ドルで前年比17%増、iPhone 17好調でサービス部門も過去最高更新
概要 Appleは2026年4月30日、2026年度第2四半期(2026年1〜3月期)の決算を発表した。売上高は1,112億ドルで前年同期比17%増(前年同期は954億ドル)、純利益は296億ドルで同19%増を達成した。希薄化後EPSは2.01ドルと前年同期の1.65ドルから22%増加し、売上総利益率は49.3%(前年47.1%)へと改善した。Tim Cook CEOは「iPhone 17ラインアップへの並外れた需要」を主要な牽引役として挙げ、全主要製品カテゴリおよび全地域でアクティブデバイス基盤が過去最高を記録したと述べた。 製品カテゴリ別業績 主力のiPhoneは570億ドル(前年比+21.7%)を売り上げ、3月四半期として過去最高を更新した。iPhone 17eの投入も販売拡大に寄与したとみられる。サービス部門は310億ドル(+16.3%)と過去最高を塗り替え、App Store・Apple Music・iCloudなどのサブスクリプション事業が引き続き安定的に収益を押し上げた。その他のカテゴリはMacが84億ドル(+5.7%)、iPadが69億ドル(+8.0%)、Wearables/Home/Accessoriesが79億ドル(+5.0%)となった。新製品としてはM4搭載iPad AirとMacBook Neoも当四半期に投入されている。 地域別業績と株主還元 地域別では5地域すべてがプラス成長を達成し、中国本土・香港・台湾を含む「Greater China」が前年比28.1%増と特に力強い伸びを示した。「その他アジア太平洋」セグメントも+25.3%と高い成長率を示した。欧州(+14.7%)、日本(+15.1%)、アメリカズ(+11.9%)も堅調だった。株主還元については取締役会が最大1,000億ドルの自社株買いプログラムを新たに承認し、1株あたり配当を0.26ドルから0.27ドルへ約4%引き上げた。当四半期に株主へ還元した総額は150億ドルに上る。 Tim Cook退任とリーダーシップ交代 今回の決算発表で注目を集めたのが経営トップの交代だ。Tim Cook CEOは2026年9月1日付でExecutive Chairman(取締役会長)へ移行し、現ハードウェアエンジニアリング担当SVPのJohn Ternusが新CEOに就任する。CookはTernusについて「このAppleをリードすることを私が最も信頼できる人物だ」と述べた。2011年よりCEOを務めてきたCookの退任は業界に大きなインパクトを与えており、引き続き注目される。 次四半期ガイダンス 第3四半期(2026年4〜6月期)の見通しとして、売上高成長率は前年比14〜17%、売上総利益率は47.5〜48.5%を見込む。一方、メモリコストの著しい上昇が利益率に圧力をかける可能性を示唆しており、半導体市況や地政学リスクを含めた外部環境の変化への対応が引き続き課題となる。